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Artist Profile 1992金沢美術工芸大学 大学院 美術工芸研究科 修了 2007文化庁新進芸術家海外留学制度によりエジンバラプリントメーカーズ（イギリス) にて研修（1年）2008オリジナルズ 08（モールギャラリーズ・ロンドン）ブライト・スキオールド 賞 その他 2010第73回英国木口木版画協会展,（バンクサイドギャラリー他・イギリス） The SWE Overseas Prize（協会海外部門賞）（'18も）2012第7回国際ミニチュアプリントビエンナーレBIMPE（バンクーバー／カナダ）ジョン・ラムゼイ賞（準グランプリ）2015 アワガミ国際ミニプリント展（いんべアートスペース／徳島）準大賞 2017国際コンテンポラリー・ミニプリント・カザンラク （カザンラク美術館／ブルガリア） クラシカル プリントメイキング部門 1等 2018『第4回エンター・イントゥー・アート』（“Kulturbahnhof” 他／ドイツ）2等 2020 ‘ARTiJA 02nd International Art Biennial（Mostovi Balkana／セルビア）The Special Prize 夢の中であればこのようなことが起きるかもしれない、と釣谷さんの作品をみるといつも思う。非現実的な世界でありながらも、なぜか温かく、深い親しみを感じる理由はどこにあるのだろうか。作品は大半がモノクロームで制作されている。メゾチント特有の美しい階調表現が、作品に真実味を与え、シンプルな構成と空間の静寂さが、鑑賞者に限りない想像の余地を与える。これは言葉のない物語である。どのような物語を想像し何を感じるかは、私たちに委ねられているのだ。作品はひとつの種子のように存在し、自ずと鑑賞者のうちに育ち始める。そして豊かな色彩を帯びて花開き、実を結ぶだろう。釣谷さんの作品に深い親しみを覚えるのは、私たちの無意識の領域に深く語りかけ、繊細な知覚がそれに反応しているからなのかもしれない。記憶の片隅を、心の奥底を、丁寧にすくい取ることができたら、いつかこの風景に出会うことが出来るような気がする。 （黒部市美術館 学芸員 樋口真理子） 『Children’s Dream』 2010 400x400mm メゾチント、雁皮刷り |
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   会場風景 |
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