EXHIBITON / Reflection 谷本梢 Kozue Tanimoto
2020.7.25.-8.9.



reflection 
2020 81×130×3㎝ アクリル、油彩、鉛筆、ペン、オイルスティック、ダーマトグラフ、シルクスクリーン

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Profile
1993石川県出身 2017金沢美術工芸大学 美術工芸学部 油画専攻卒業 2019金沢美術工芸大学大学院 修士課程 美術工芸研究科絵画専攻修了 修了制作買上 同年11月にセブ島で語学留学を行い国内外での活動を視野に絵画制作《受賞》2015第3回宮本三郎記念デッサン大賞展 入選 2016第3回CAF賞(Contemporary Art Foundation) 入選 2017第4回宮本三郎記念デッサン大賞展 佳作賞 2018KANABIクリエイティブ賞'17優秀賞'学長賞'19クリエイティブ賞 第61回新象展大阪展 大阪市長賞 金沢アートグミ・卒展セレクション選出
Artist Statement
私は自己の整頓を目的にドローイングで感情表現を行なっている。私たちの日々の状況は刻一刻と変化し、心の中には止めどなく感情が溢れている。しかし円滑な人間関係や社会的順応の中で無意識的に感情をコントロールしているように思われる。成熟した現代社会でありながら多くの人が過度なストレス、欲求不満、不安定な状況にさらされている。他人への攻撃的な行動や精神病や依存症などの問題も目立っている。 私は2015年から、社会に蔓延する不安定な感情を感じ取り、その正体を暴こうとドローイングの手法をもちいて表現してきた。生々しく無秩序なドローイングが、心の奥の吐露したい感情を呼び起こし、押し潰されそうな心の解放や癒しをもたらすと考えている。

Gallery Statement  社会活動が再開され始めた今、白昼夢の光にまだ眼が慣れない戸惑いの中、誰もが多かれ少なかれ社会のその前と後に横たわるズレを感じています。静止した3ヶ月間に作家は何を感じ表現したのか、加えて昨年フィリピンに滞在した経験も色濃く反映された個展となります。谷本梢の作品には悲しみと喜びと、怒りと慈しみが同居し、ドローイングという行為を通じ自己と世界との折り合いをつけるべく制作を続けています。紙やキャンバスの枠外にはみ出すことを恐れず、勢いのあるブラッシュワークは更に伸びやかさを増しています。心象を表すような色彩にノイジーな線が重なり内省化され、人物に投影される「あなただったもの、あなたになるもの(谷本)」という接合点が見出されます。暗闇に明滅する光は、危険を知らせる予兆のこともあれば、その先にある希望のしるべであるかもしれません。作品を見た人にとりその光が何を意味するものと成るのかを見届けて頂ければ幸いです。 galleria PONTE 本山陽子






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